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<<メタバース基礎講座 第5回 >>

2022-11-21
第5回では、前回に引き続き「メタバースの先行事例」をご紹介したいと思います。最近よく「メタバースショップ」が開店していますが、今回はこの「メタバースショップ」の事例紹介ですが、既存のECショップと何が違うのかを中心にご紹介をしたいと思います。

■大丸松坂屋百貨店がメタバース上に「ニューヨーク店」を展開、食卓を彩る「ごちそうグルメ」を600点以上購入可能で、購入した商品は、後日自宅に届きます。メタバース空間上ではお客様が自由に店内をまわり、食品3Dモデルを手に取って商品の形状を確認したり、バーチャルカタログで詳細を見たり、商品を購入することが可能です。また店頭では商品知識豊富な社員が、アバター姿となってお客様をお出迎え、接客をします。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000200.000034617.html

■「メタバースショップ」は、「実店舗(リアル店舗)」と「ECサイト」の中間点に位置付けられますが、同じデジタル空間の店舗ですが以下の様な相違点があります。「メタバースショップ」では、スタッフがアバターを介してユーザーとコミュニケーションを取ることもでき、あたかも実際の店舗・ショールームに来店したかのような体験を、ユーザーに提供することができます。更に「ハプティクス技術」が活用出来るようになると、肌触り等を体感することも可能となります。

出典:
https://xrcloud.jp/blog/articles/business/1180/
メタバースショップとECサイトの違い
■肌触り等を体感可能とする「ハプティクス技術」とは?
人間の感覚「触覚」「味覚」「臭覚」をデジタルで再現するには、受容器(刺激を受入れて最初に応答する細胞、あるいは細胞の特定部位)を組み合わせて再現をします。「触覚」「味覚」「臭覚」の中では、「触角」は、メルケル、マイスナー、パチニ、ルフィニなどの受容器と、温度などの数種類の要素で決まるため、バーチャルリアリティもその数個の組み合わせを考えれば実現可能です。一方、「味覚」についてはそうした要素が数十あり、さらに「臭覚」に至っては数百もあるといわれています。これらの要素をすべて電気的な刺激として表して組み合わせるのは容易ではありません。 

出典:
https://www.sbbit.jp/article/cont1/85559

■現時点では、「メタバースショップ」と「ECサイト」では、大きな違いはありませんが、「メタバース技術」だけでなく、「触覚」を実現する「ハプティクス技術」、HMD等を装着する必要が無くなる「ホログラム技術」等が進化すると、「メタバース」も実用のレベルに近づくのではないかと思います。