投稿記事
<<躍進する韓国に注目!>>
2023-03-20
3月16日に、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が来日しました。関連するニュースを見ていると、日韓の関係は新たなステージに入る予感を感じました。
尹大統領は、約10年ほど続いた日韓のぎくしゃくした関係を未来志向型の関係へ振り向けようと各地で演説しました。たとえば、経団連(日本)と全経連(韓国)は16日に日韓関係の改善に向けた「未来パートナーシップ基金」をつくることで合意しました。各団体が基金を設けて1億円ずつ拠出し、年内にも共同事業を始めます。尹大統領は「基金を土台に未来世代の相互理解が広がれば、両国関係がより強固になる」と語っています。
日韓の関係が改善の方向に向かい始めた背景には、昨年のロシアによるウクライナ侵攻があります。ロシア・中国の脅威を感じた韓国は、米国の思惑(指導?)もあり、日本に融和的なアプローチをとりました。もともと、尹大統領は昨年3月の大統領選挙で当選後、日本との関係を修復するというメッセージを出していましたが、具体的なアクションに移すタイミングが見当たりませんでした。ロシア・ウクライナ紛争が長期化するにつれ、中国経済に過度に依存するリスクを韓国が感じてきたようで、今回の訪日は地政学的要素が大いに働いています。
これを機会に、日本も韓国とのビジネスがより活発化すると予想されますが、韓国の最新動向にキャッチアップしていない日本の経営者は、韓国のビジネス最前線を知ると愕然とするかもしれません。日韓の関係が疎遠になっていたこの約10年間で、韓国の躍進には目を見張るものがあります。
いくつか事例を挙げますと、
・韓国の文化コンテンツ(映画、音楽)がアメリカの主要な賞を総なめ。
・世界大学ランキングのトップ200に日本の大学より韓国の大学が多くランクイン
・韓国の賃金が日本を抜いた
など、日本のマスメディアが大きく取り上げませんが、確実に多くの分野で日本を追い上げ、追い越しています。
余談ですが、昨年のサッカーW杯で日本はベスト16に進出して大騒ぎしていましたが、一方で、韓国もしっかりベスト16に入っています。しかし、多くの日本人はこの事実を知りません。日本のメディアがほとんど取り上げていないからです。
熱心な韓国ウォッチャーでない限り、この10年で躍進した韓国の最新動向を知る日本人のビジネスパーソンは多くないでしょう。では、今後、ビジネス視点において韓国のどの分野に注目し、情報収集・分析すべきでしょうか。下記に着眼点を挙げます。
1. 韓国の電気自動車(EV)市場の急速な拡大
2. 韓国の半導体産業の成長とグローバル市場での競争力
3. 人工知能(AI)技術の発展とビジネスへの応用
4. 韓国のコスメティック産業の海外展開とグローバル市場での成功
5. 韓国のスタートアップ企業の成長と投資環境の改善
6. 韓国のゲーム産業の成長と海外市場での人気
7. 韓国の輸出産業の回復とグローバル市場での需要増加
8. 韓国の観光産業の復活とインバウンド需要の回復
(さいごに)
情報感度の高いメディアは、韓国特集を組み、このタイミングで販売しています。下記にご紹介する雑誌媒体は、旬な韓国を取り上げていますので、ぜひ、ご参照ください。また、週刊東洋経済や週刊ダイヤモンドなどの週刊ビジネス雑誌も近いタイミングで「韓国特集」を組み、発売してくると予想されますので、ぜひ、意識して情報収集してみてください。
<関連記事・書籍>
▼日本経済新聞 2023年3月18日付 韓国大統領「日韓の半導体連携支援」
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO69400900X10C23A3EA3000/
▼一橋ビジネスレビュー 2023年Spring号(2023年3月17日発売)『特集:韓国産業の今を知る』
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BSX2MWPY
▼CREA 2023年春号(2023年3月7日発売)『特集:いま、進化する韓国へ』
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BXCS6YLX
尹大統領は、約10年ほど続いた日韓のぎくしゃくした関係を未来志向型の関係へ振り向けようと各地で演説しました。たとえば、経団連(日本)と全経連(韓国)は16日に日韓関係の改善に向けた「未来パートナーシップ基金」をつくることで合意しました。各団体が基金を設けて1億円ずつ拠出し、年内にも共同事業を始めます。尹大統領は「基金を土台に未来世代の相互理解が広がれば、両国関係がより強固になる」と語っています。
日韓の関係が改善の方向に向かい始めた背景には、昨年のロシアによるウクライナ侵攻があります。ロシア・中国の脅威を感じた韓国は、米国の思惑(指導?)もあり、日本に融和的なアプローチをとりました。もともと、尹大統領は昨年3月の大統領選挙で当選後、日本との関係を修復するというメッセージを出していましたが、具体的なアクションに移すタイミングが見当たりませんでした。ロシア・ウクライナ紛争が長期化するにつれ、中国経済に過度に依存するリスクを韓国が感じてきたようで、今回の訪日は地政学的要素が大いに働いています。
これを機会に、日本も韓国とのビジネスがより活発化すると予想されますが、韓国の最新動向にキャッチアップしていない日本の経営者は、韓国のビジネス最前線を知ると愕然とするかもしれません。日韓の関係が疎遠になっていたこの約10年間で、韓国の躍進には目を見張るものがあります。
いくつか事例を挙げますと、
・韓国の文化コンテンツ(映画、音楽)がアメリカの主要な賞を総なめ。
・世界大学ランキングのトップ200に日本の大学より韓国の大学が多くランクイン
・韓国の賃金が日本を抜いた
など、日本のマスメディアが大きく取り上げませんが、確実に多くの分野で日本を追い上げ、追い越しています。
余談ですが、昨年のサッカーW杯で日本はベスト16に進出して大騒ぎしていましたが、一方で、韓国もしっかりベスト16に入っています。しかし、多くの日本人はこの事実を知りません。日本のメディアがほとんど取り上げていないからです。
熱心な韓国ウォッチャーでない限り、この10年で躍進した韓国の最新動向を知る日本人のビジネスパーソンは多くないでしょう。では、今後、ビジネス視点において韓国のどの分野に注目し、情報収集・分析すべきでしょうか。下記に着眼点を挙げます。
1. 韓国の電気自動車(EV)市場の急速な拡大
2. 韓国の半導体産業の成長とグローバル市場での競争力
3. 人工知能(AI)技術の発展とビジネスへの応用
4. 韓国のコスメティック産業の海外展開とグローバル市場での成功
5. 韓国のスタートアップ企業の成長と投資環境の改善
6. 韓国のゲーム産業の成長と海外市場での人気
7. 韓国の輸出産業の回復とグローバル市場での需要増加
8. 韓国の観光産業の復活とインバウンド需要の回復
(さいごに)
情報感度の高いメディアは、韓国特集を組み、このタイミングで販売しています。下記にご紹介する雑誌媒体は、旬な韓国を取り上げていますので、ぜひ、ご参照ください。また、週刊東洋経済や週刊ダイヤモンドなどの週刊ビジネス雑誌も近いタイミングで「韓国特集」を組み、発売してくると予想されますので、ぜひ、意識して情報収集してみてください。
<関連記事・書籍>
▼日本経済新聞 2023年3月18日付 韓国大統領「日韓の半導体連携支援」
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO69400900X10C23A3EA3000/
▼一橋ビジネスレビュー 2023年Spring号(2023年3月17日発売)『特集:韓国産業の今を知る』
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BSX2MWPY
▼CREA 2023年春号(2023年3月7日発売)『特集:いま、進化する韓国へ』
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BXCS6YLX