本文へ移動
未来に向けた学び・成長・共感の場を創造し挑戦し続ける人や
組織の開発と発展に貢献します。
フィープラーニングは、時代のニーズにマッチした
旬な教育テーマの「企画」と「コンテンツ開発」を提供します。

投稿記事

<<ECサイト構築時の第三の選択肢が現れる>>

2023-07-04
ECサイト構築時の第三の選択肢が現れる
ECサイト構築時の第三の選択肢として、登場したフランスのユニコーンMirakl社をご紹介させていただきますが、その前に「小売業界の現状と今後の見通し」、「小売業界のビジネスのチャンスとリスク」についてお話をさせて頂きます。

【小売業界の現状と今後】
外出意欲改善に伴う衣料品等の半耐久財消費が市場全体をけん引、サービス消費も連動し回復基調となっています。小売業販売額(インバウンド含む名目値)は原材料価格の上昇に伴う販売価格への転嫁が進み、名目ベースで2022年3Q~4Qにかけて上昇しました。

今後は、引き続き半耐久財消費が全体をけん引するも、物価上昇に伴う消費マインドの減退や、外出意欲改善に伴うサービス消費へのシフトが進み、伸び率は2022年対比弱の見通しとなっています。小売業販売額は、2023年後半にかけたインバウンド需要の回復が一部下支えするも、巣ごもり消費先食いによる減少で伸び悩む予測です。

出典:
https://www.mizuhobank.co.jp/corporate/bizinfo/industry/mif.html

【小売業界のビジネスのリスク】
・人口減少による市場縮小や労働力の縮小によって業態を跨いだ競争激化と運営コストの増加が深刻化し、既存のビジネスモデルの収益性が低下しています。
・IT・物流などの過度な外部依存によりコスト競争力が低下するだけでなく、 物流の供給不足による宅配事業運営の制限や、ビジネス変革のスピード低下の可能性もあり、サプライチェーン分断が、カーボン ニュートラル対応を阻害する要因となっています。

【小売業界のビジネスのチャンス】
・他業態を含む再編の進行により自社データが拡充するとともに、強力な実店舗網を有することで、メディア事業や店舗在庫型ECなど新たな競争優位性の獲得が可能となっています。
・資本力の大きい企業は、デジタル、ロボット化技術の新店導入により店舗運営コストを下げる動きをしており、サプライチェーンへの関与強化や情報連携によて、ビジネスモデルを強化できる可能性があります。
・SPAやコンビニは、成長する海外市場を取込む機会がおとずれています。

出典:
https://www.mizuhobank.co.jp/corporate/bizinfo/industry/sangyou/m1072.html

【ECサイト構築時の第三の選択肢が現れる】
現在新たなECサイトを構築しようとする場合、「自社ECサイト」を構築する場合と、「モール型ECサイト」に参加するという選択肢があります。

【自社ECサイト】
強み
・ブランディングし易い
・顧客情報やアクセス解析が可能
弱み
・集客が難しい
・EC参加企業が在庫を持つ
【モール型ECサイト】
強み
・集客効果が大きく、信頼度がある
弱み
・ロイヤリティが発生する
・顧客情報が溜まらない
・ブランディングが難しい
・EC参加企業が在庫を持つ

出典:https://mercart.jp/contents/detail/32


  
自社ECサイトとモール型EC[サイトの違い
自社ECサイトとモール型EC[サイトの違い
自社ECサイトとモール型EC[サイトの違い
【新マーケットプレイス型EC】
2022年仏Mirakl社が日本へ進出、販路を広げたい世界のメーカーなど5万社以上が、商品を登録するプラットフォームを展開しています。ECを運営したい企業がブランドや価値観に合致する商品を自由に選択、自社のラインアップとしてECサイトに掲載が可能であり、同社は自社ECサイト、モール型ECサイトの弱点を解消する「第3の選択肢」を標榜しています。

Mirakl社のプラットフォームを活用することにより、自社で商品在庫を持つことなく、自社のブランドや価値観に合わせて商品を自由に選択をして、サイトが構築可能なのです。更に商品の購買データ等の収集、分析も可能となっています。
従来の「自社ECサイト」と「モール型ECサイト」の弱点を克服、新たな選択肢を小売業に提示するMirakl社のプラットフォームの今後が楽しみですね。

出典:
https://strainer.jp/notes/7538
仏Mirakl社が提供するプラットフォーム
仏Mirakl社が提供するプラットフォーム
仏Mirakl社が提供するプラットフォーム